ドイツの信号
どのくらい信号を守りますか?
今日は「信号を守る or 守らない」が主題です。
コロナの影響もあり、ヨーロッパが絶賛バケーション期間だということもあり、外国人局の稼働が鈍くアポが取れません。つまりビザの申請がまだ始まっておらず、それに従い語学学校の手続きも進められず、特別外出する理由もなければ行く場所もなく、うろつけばコロナ感染のリスクが上がるという条件の下、自粛生活が捗っています。
そんな引きこもりがちの私ですが、少ない外出歴でありながらあることに気づきました。
ドイツ、歩行者がめちゃくちゃ信号を守っている!(気がする。)
ここからは私の持論ですが、歩行者の信号へのリスペクトはそれ単体で生まれるものでなく、信号側にリスペクトされる価値があってこそだと思うのです。
は?
と思った方へ、世の中に存在する(私が出会った)まったくもって信用できない信号をご紹介します。
青になった2秒後に点滅し始める信号
→200%渡り切れない!
こっちも青だけどあっちも青な信号(スクランブル交差点ではない)
→普通に事故る謎システム
いろんな国でいろんな信号に騙されてきました。はたまた信号の都合ではなく謎ルールに遭遇したこともあります。
赤でも車の右折はOK!
えぇ・・・。
日本は右ハンドル、左側通行の国です。すべてが逆の国に行けば文字通りすべてが逆であり、
右見て左見てもう一度右見て
が通用しません。左が先です。そんな慣れない不利な条件下、信号が赤なのに車に右折してこられた日には大パニックです。つまり、信号を守っていれば当たり前に安全であるという日本の常識は世界の常識ではないということ。信じられるのは自分だけという国も実際多いです。いろんな意味で。
話を戻すと、
ドイツは歩行者が信号を守る
=信号が信頼できる、かつ交通ルールも明快
なのでは、と思ったのです。それにはよく聞くドイツ人はまじめ、日本人と似ているというのも寄与しているかもしれません。余談ですが、ドイツ人の夫によるとドイツ人は実際『ルールは守る』傾向にあるらしいです。そう、きちんと定められたルールはきちんと守る。でもこのコロナ禍、世界中で自粛が叫ばれている中ドイツでは早い段階でコロナパーティの騒ぎがあったり、自粛勧告に耳を貸さない国民が多く報道されていました。夫が言うには、『自粛勧告』はルールではなくただの『要請』だから守らない人がいるのだそう。な、なんという・・・屁理屈風でありながら妙に納得させられてしまう理論だこと。
たかが信号、されど信号。信号を守る、信号が守られるという日本ではごく当たり前のことに感動を覚える私のスタンダードの低さを疑うとともに、この国は信用できる気がする!と思えたことが収穫です。