ドイツの洗濯事情
突然ですが、柔らかいタオルと硬めのタオル、どちらがお好みですか?
実は私、当たり前にタオルはふわふわであってこそだと思っていたんですけど、世の中にはバリバリの硬いタオルを好む方も一定数いるみたいですね?目から鱗!タオルひとつとってもそんな価値観の相違があるだなんて想定外でした。
結婚生活を始めるにあたり、ドイツで一人暮らしをしている夫のアパートへ私が転がり込むという形をとりました。(これから二人で部屋を探し徐々に住空間を整えていく予定です。)男性の一人暮らし先で生活をしてみて、
家中のタオルが全てバリバリ
ということに気づきました。
どれもこれも硬いんです。バスタオルもフェイスタオルも手を拭くためのタオルも例外なくバリバリ。摩擦がすごい。そんなバリカタタオルの謎を解くために夫に問いました。
「このタオルたちは何年物?」
「柔軟剤は使ってる?」
「どうやって干してる?」
男の一人暮らし、言うまでもなくタオルになんのこだわりも疑問もないようで。水分を吸い取りさえすれば、タオルなどそれ以上でもそれ以下でもないという様子。そこで私は自由研究を行うことに決めました。
課題
『バリカタタオルをふわふわにする』
方法
①(私が)洗濯する
②洗剤/柔軟剤を見直す
③干し方を変えてみる
結果
①洗濯機の表示がオールドイツ語で読めないので使いこなせない
②洗剤の表記も読めないので夫が使っている洗剤と柔軟剤がオールインワンになったものを使うほかない
③パンパンして毛羽立たせて干したらふわふわになるってどっかで聞いたのでやってみたけれど・・・
タオルは変わりませんでした!
考察
自身の語学力不足からくる生活力の欠如による敗北感は否めませんが、今回はバリカタタオルをふわふわタオルに復活させることに失敗しました。洗濯機を使いこなし、洗剤/柔軟剤を適切に選び、乾燥機を使用して乾燥することができればふわふわになると予想します。また技術的な面以外にも、洗濯に使用する水が硬水ゆえに洗濯物の仕上がりが違ってくるのではとも考えます。シャワーで髪がバサバサになったり肌が乾燥したりするので、洗濯物も影響を受けているはずです。実際ドイツでは洗濯に水ではなくお湯を使用しているようです。洗濯機に湯の温度が選べる表示があります。そもそもその目の前にある文明の利器を使いこなせない私には理屈もわからないのですが。ドイツの家事もこれから学んでいく所存です。
以上、今回の自由研究は大失敗に終わりましたが、語学の習得、ドイツの家事を一から学ぶという先に繋がる目標ができたのでよし。いつの日かドイツの洗濯事情を解明、習得した暁にはまた詳しく解説したいと思います。